一般消費者より、楽天グループ株式会社が大人気アニメ「鬼滅の刃」の模造品を販売し、犯罪収益を上げているという通報がありましたのでその詳細について調査しました。
警察や弁護士、報道関係者の協力のもと、警察や楽天ユニオンで証拠品を押収し現物を確認しました。
≡目次
1.模造品と思われる商品画像の一部(消費者提供)
実際の商品ページ(下記画像2枚)


購入画面のスクリーンショット(下記画像1枚)

実際に届いた商品(下記画像3枚)



2.模造品判定基準(楽天ユニオン)
通報を受けた商品が模造品であるか否かについては以下の通り確認を行い、楽天ユニオンでは「模造品」という判定となりました。
また、運送業者へ確認したところ、国内業者が中国から関西空港経由で輸入し、日本国内で販売していることも分かっております。
商品タグの有無 | 無し |
検針マーク | 無し |
インボイス | 無し |
商品製造元 | 中国 |
著作権者への確認 | 把握していない商品 |
警察への確認 | 模造品の疑いが強く捜査対象 |
3.販売代行者
販売代行業者は楽天株式会社(現、楽天グループ株式会社)であり、お問い合わせ先も設けられております。

4.楽天グループの違反点数制度による違反点数
楽天市場では消費者保護の一環として、出店者に厳しい違反点数制度というものがあります。
出店者が禁止商材の販売や不正行為など「楽天が定めた禁止行為」を行った場合、故意でなくとも、違反点数が付与され、その累積点数に応じて、ペナルティが課せられます。



今回の事案は、模造品1点で100点に達することから、違約金300万円以上のペナルティが課され、強制退店の処分となります。
実際、複数店舗を持つ事業者において、複数同時に強制退店になるため、楽天グループ(直営店、代行店、楽天モバイル、楽天ビック、楽天西友等)は楽天市場から強制退店しなければならないことになります。
5.楽天グループが代行販売をしていた痕跡
現在、販売してるページは改装中となり、閲覧できない状態になっています。
ただし、以下のレビュー等で販売していた実績は確認可能です。将来、このレビューが閲覧できない状態になった場合、楽天側が意図的に証拠隠滅を行ったことになり、問題視されているレビュー操作に該当します。

6.楽天グループが模造品を代行販売していた件に関する意見
今回、被害者や楽天ユニオンに賛同する店舗にヒアリングを行いました。
- オンラインマーケットプレイス協議会で利用者の安心を謳っているのに、楽天グループが自ら模造品販売に手を染めてたという事実は許せない
https://www.onlinemarketplace.jp/ - 通常の中小、個人の店舗であれば理由も聞かず即退店になる。
当然楽天グループも直営店や楽天モバイルを楽天市場から出ていくべき。 - 消費者の保護をやっていないのは問題と思う。
- 中国企業と手を組み、ますます違法な商品を販売しそう。
- ECコンサルタントがいて数か月放置されているということはとても問題。
人気商品で警察の摘発も数件発生しているというのに確認しない楽天はモール運営の資格がない。 - 楽天に対する政府や行政の処分は甘い。
- 実際鬼滅の刃のコピー品を販売し、逮捕者が出ている。当然、楽天グループの関係者を逮捕すべき。
- 楽天が違法なことを繰り返しても処分されないのに、小さな店舗には強制退店、売上金から罰金を差し引く。不公平なルールは即廃止すべき。
- 違反点数制度そのものが自力救済のためのルール。裁判も経ずに多額の罰金を課すのは違法と思う。
- 公に説明責任や謝罪をすべき。
他にも楽天市場での模造品の疑いのある代行販売店等をお見かけ致しましたら、
お気軽に楽天ユニオンまでお問合せください。
警察で捜査中の事案になりますので、当ページの情報は一部となります。ご了承ください。
取材等につきましては楽天ユニオン迄お問合せ下さい。